よく服屋さんやファッション雑誌で、白シャツをきれいに着こなせるとモテるとか、かっこいいとかそういう話を聞くけれども、実際にどうやって着こなせばいいのかイマイチよくわからない。あと、汗で透けてしまってちょっと恥ずかしい思いをしたんだけど、どう着こなしたらいいの?
といった話を聞くことがあります。
確かに白シャツの着こなしが上手にできると、女子ウケは間違いなく良いのです。
しかしながら、シンプルなアイテムであるがゆえ、失敗しちゃうとめちゃくちゃダサくなるのも事実です(-_-;)
という白シャツの着こなしですが、必要な知識と具体的な着こなし例をまとめてみました。
コーディネート例だけ知りたいせっかちな方は、目次をすっ飛ばして見てくださいね(笑)
Contents
1.白シャツが使える季節は原則春夏で、秋冬は上級者向け
このことは、ファッション誌やスタイリストなどでもあまり触れていないので要注意です。
無印良品などの量販店に置いてある白シャツは、基本的に薄手で春夏メインのアイテムとなっています。
後で解説していますが、白シャツは非常にインナーが透けやすいアイテムとなっています。
そして、秋冬だとそして厚みのある生地のアイテムや濃い色を使うことが多くなってくる分、季節感を合わせるため、白シャツにも同じような質感の生地の厚みが求められるようになります。
生地の厚みと同時に、シャツの襟の状態にも注目です。
この時、襟がクタっとなっていたり、きれいに整っていないと途端にダサい印象になってしまうのです。
そのため、秋以降は襟が固くしっかりしているものか、もしくはカラーキーパーが襟の裏に入っているシャツでないとキマらないという事態になってしまいます。
つまり、秋冬にカジュアルでキマる白シャツ自体があまり目にしないアイテムなんですよね。(ムッシュニコルかミッシェルクランくらいしか思いつかないかな(;^_^A)
ということで秋冬の白シャツコーデにつきましては、上級者向けとして今回のブログでは説明を省きましたので、ご了承くださいませm(__)m
2.白シャツは透けるので、透けてもいいインナーを選ぶ
先ほど少し触れた通り、白シャツは透けます。シャツの内側に指を入れ、裏側から生地を押してみると分かります。
ということは、白シャツについては透ける前提でコーディネートしないといけないのです。
これを指摘する人や雑誌もほとんどなく、「一体いつになったら説明してくれるんだ⁉」などと、いつも思ってしまうのですが・・・(;’∀’)
というわけで、以下の考え方でインナーを選ばないといけないのです。
①透けること前提で、逆にさわやかさの演出になる色を活用する
②透けても不自然ではない色を使う
③シンプルなボーダー柄のみ例外的にOK
これらについて、より具体的に解説していきます。
白シャツにプリントTシャツを合わせるコーデは、上級者向けなので避けたいところです。
①プリントが前面だけにある
②Tシャツ自体の色と相性が良い
というのが最低条件です。
この時点で、めったに合うTシャツがないです。
しかも、上記を満たしていても実際に合わせると子供っぽかったり、安っぽく見えたりする場合があるので、さらに難しいです。
①透ける前提で、逆にさわやかさの演出になる色を活用する
透けることでさわやかになるというのは、さわやかな印象を与える色を白シャツと組み合わせて、エレガントに見せるということになります。
具体的には、以下の色合いのインナーを白シャツと着ていくことがおすすめとなります。
- スカイブルー
- イエロー
- ピンク
- ラベンダー
具体的なアイテムで言うと、以下のメンズビギのTシャツ3色が合わせやすいです。(メンズビギの春夏インナーのアクセントカラーはぶっちぎりにキレイです! 定番なので、毎年販売があります)
②透けても不自然ではない色を使う
先ほどの透けることでさわやかさを演出できる色というのも良いのですが、場合によっては透けて不自然ではないというくらいの色を使ったほうがいいこともあります。(詳しくはコーデ例参照)
その具体的な色は以下の通りです。
- 黒
- グレー
- グレージュ(グレーとベージュの中間色)
具体的には以下のようなアイテムになります。
注意点は、あまりにシンプルすぎるインナーを使ってしまうと、単純に地味で目立たなくなってしまう点です。
以下のように、生地の風合いに特徴があったり、光沢感のあるアイテムがおすすめです。
③シンプルなボーダー柄のみ例外的にOK
大前提として、柄が透けてしまうとみっともない印象を与えてしまうので、背中に柄があるTシャツはNGです。(Tシャツの前面だけに柄やプリントが入っているアイテムは大丈夫です)
ただ唯一例外としてボーダーのTシャツだけは、白シャツから透けてしまっていたとしても問題ありません。
これはなぜかというと、
- ボーダーは親しみと安心感を印象づける柄
- 柄の中でも主張が弱い
- 落ち着いた印象を与える柄
なので透けていても、思ったほどみっともない印象にはなりにくいのです。
具体的には、次の写真のイメージです。
ボーダー柄の中でも、濃い色が細目で規則正しい柄のものをおすすめします。
というのも、太いボーダーは柄の主張が強くなるので、先ほど挙げたみっともなさを抑えている要因がなくなってしまいます。
3.透ける面積を少し減らす
先ほど、透けることでさわやかな印象になる色を選ぶのがおすすめで、次点に不自然ではない色ということを書いています。
しかし、とはいえインナーが透けるということ自体のみっともなさはぬぐい切れません。
そこで、透ける面積を極力減らす必要があります。
具体的には以下の通りです。(写真と合わせてイメージしてみてください)
①前ボタンを全開にする
②腕まくりをする(ミラノまくりで)
白シャツの前ボタンをどうしても閉じたい場合は、グレーか黒のインナー限定となります。
ただ、カラフルなインナーを着た場合、閉じない方がアクセントになる差し色が活きて、基本的にはおしゃれな印象になります。なので、閉じない方が良いのです。
前ボタンを開くのは、夏場であれば自然とそうなると思います(暑いのに耐えられず(;^_^A)
腕まくり(ミラノまくり)については、以下の動画を参考にしてみてください。
4.パンツは濃紺か、春夏のアクセントカラーを合わせる
白シャツを合わせる時のパンツは、少し選択肢が狭まります。
というのも、白シャツは春夏メインのアイテムとなり、濃紺(青系)以外の濃い色と相性があまり良くないです。(特に、夏の黒パンツは面積が広い分、暑苦しい印象になってしまいます。)
もちろん白パンツも、シャツと同じ色なのでNGです(-_-;)
なので具体的にあわせる色は、以下の色となります。
①濃紺(濃紺デニムまたは濃紺チノ)
②スカイブルー
③イエロー
④ピンク
具体的なアイテム例としては、以下のイメージになります。
とはいえ、パンツで色のアイテムは珍しい(ユニクロも毎年出しているわけではない)ので、初心者へのおすすめは濃紺デニムか濃紺チノとなります。
スラックスに白シャツを合わせる人もいますが、上級者向けなのでオススメしません。
というのも、襟がヨレていたり、生地が薄い白シャツはどうしてもカジュアル感の強い印象となってしまい、スラックスのキメ感(ドレス感)との落差が激しくなって、世界観が崩れることがあるからです。
5.必ずアクセサリーを身に着ける
先ほど少し触れました通り、量販店で販売されている白シャツを取り入れたコーデというのはどうしてもカジュアルな印象が強くなりがちです。
そこで、アクセサリーを身に着けることで、エレガントさを増す(ドレス感を増す)ようにします。
具体的に、以下のアクセサリーを必ず身に着けるようにしてください。
①バングル
②腕時計
③ネックレス
④(春限定)ストール
ストール以外で、アクセサリーは夏には必須のアイテムでもあります。特に女子受けを狙うなら、白シャツを着ている時に限らず常に身に着けておいてください(笑)
具体的なアイテムは以下のイメージですので、参考にしてください。
腕時計は、本体やベルトががプラスチックのものなど安っぽかったり、ごついスポーツ系のものでなければOKです。ベルトは革でも金属でも(日本なら)大丈夫です。
6.シューズ、バッグはそれぞれの兼ね合いで決める
白シャツだからと言って、NGなアイテムというものはありません。
いつも通りシューズとバッグは、他のアイテムとの兼ね合いで選ぶようにすれば大丈夫です。
強いて言うなら、どちらかに柄のアイテムを入れたほうがいいということになります
つまり、ここでも「1コーデにはアクセントカラー1つ+柄アイテム1つの原則」が出てきます。
白シャツを選んだ時点で、柄のアイテムを上半身(インナー)・下半身(パンツ)で取り入れることが難しくなります。
(ここまでの説明で柄のパンツは珍しいし、柄のインナーはボーダーしか使えないですからね)
ちなみに初心者におすすめなのが、柄のバッグを使うことです。
というのも、私がファッション初心者から勉強し始めたころって柄のシューズを履く勇気がなかなか出なかったんですよね。派手に感じたので(^_^;)
バッグ・シューズそれぞれのおすすめアイテムについては、以下の記事を見ていただければと思います。
7.白シャツのコーディネート例
というわけで、最後にコーディネート実例を紹介していきます。
と言いたいところなのですが、再現しやすいコーデを作っていくうち、全部着回しコーデになってしまったのでまとめて紹介します(笑)
白シャツコーデ6選一挙紹介
コーデ例①ラベンダーのTシャツで上品かつ癒し系を演出 コーデ例②レモンイエローのインナーで、個性と清涼感を演出 コーデ例③ピンクのインナーで元気かつさわやかな印象で女子ウケを狙う(笑) コーデ例④黒のインナーと濃紺デニムと黒靴をセットで活用することで足長効果を狙う コーデ例⑤インナーにグレーを入れた、無難だけどスマホに遊び心の赤色を入れた初心者向けのコーデ コーデ例⑥ボーダーを活用し、イエローの靴で特別感を足したコーデ
今回は、無印良品のシャツをメインアイテムとして、コーデしてみました!
超長綿洗いざらしブロードシャツ
このアイテムは、ブロード生地がなめらかで、受ける印象が上品です。
肌触りが良く、ずっと触っていたい感覚になります。
無印良品のシャツの中でも、突出したオススメの定番商品ですね(^_-)-☆
ところで6つの写真の方ですが、一見すると白シャツを使って単純な着回しをしているだけのように見えます。
ですが、合わせるインナーごとに相手に与える印象とコミュニケーション上の狙いが大きく違うことが注目ポイントですね。
着回しの組み合わせは、シューズのバリエーションとバッグのバリエーションを増やすだけで何倍にもなります。
パンツのロールアップをしていたりしなかったりしていますが、長さ的にどちらでもOKです。
但し、基本的にはパンツはロールアップせずにアンクル丈というのが理想です。(ロールアップは、カジュアルに寄るので)
今回活用しているアイテムについて、白シャツとの相性という見方で紹介していきます。
ムッシュニコル シルケットTシャツ
このTシャツは上品でツヤ感のあるラベンダー色ということで、珍しい色味のTシャツとなっています。
ラベンダー色はアクセントカラーとしても活用できるので、春夏に使えるとさらにおしゃれな印象を与えることができます。
白シャツとの相性という部分で説明すると、
- 色のトーン(明るさ)が同じくらいで、うまく調和する
- さわやかなイメージが白シャツと相性がいい
- わざとらしさがない上品で高級な印象を与える
ということで、初対面で上品で清潔感のある印象を与えることができるようになります。
MEN’S BIGI VネックTシャツ スラブ天竺 イエロー
こちらは、春夏ファッションのために一着は持っておきたいレモンイエローのTシャツです。
春夏のアクセントカラーとして活用すると、さわやかさと個性を演出できるうえに、白シャツとの相性が抜群の色です。
また、ただのシンプルな色物Tシャツではなく、よく見ると生地の風合いがあり、印象に残りやすいアイテムです。
白シャツの相性という面で言うと、
- 白と明るさが同じくらいの色合いで相性がいい
- さわやかな印象が強い色なので、透けたとしてもさわやか
という部分で、ある意味鉄板ともいえる相性の良さです。
ユニクロ ウォッシュスラブVネックT(半袖)RED
こちらは、ユニクロには少々珍しい襟の形と色のTシャツです。
また、REDとなっていますが、実際の色味は完全にピンクです(笑)(なんか色の名前が変(笑))
ピンクを活用するときの難点は、桜が散った直後の記憶が残る5月6月には使いづらいということですね。
とはいえ、ピンクを使いこなせると女子ウケが抜群ですので、夏に使わない手はない色でもあります。(実際女性誌などでは、頻繁に「男性が着ていると印象の良い色」としてピンクが真っ先に挙げられます)
このアイテムを白シャツとの相性で考えると、
- 透けた色がさわやかなピンクなので、ほんわかしたやさしい感じがある
- 女子受けする鉄板(笑)
というわけなので、女性と会う時の白シャツコーデで真っ先に選択肢に上がるアイテムです。
ムッシュニコル テレコ半袖VネックTシャツ ブラック
こちらは、Tシャツにしては少々お高い印象があるかもしれません。
とはいえ、
- ファストファッション系では出せないような生地感とツヤ感があり、
- さらにVネックなのに30回以上洗濯しても首の部分が型崩れしないという圧倒的な耐久性
から、とってもお気に入りなアイテムで超オススメしています。
肉食系にも見えるので、クロージングにも効果あり(意味深)
白シャツとの相性ということで考えると、
- ツヤ感とストライプのような風合いがあり、地味にならない
- ツヤ感があるおかげで、ザラっとした素材の黒Tより白と相性がいい
- Vネックが上品&セクシー(笑)
という部分で、白シャツコーデ+足長コーデということであれば、ぜひ押さえておきたいアイテムです!
ムッシュニコル テレコ半袖VネックTシャツ ベージュ
こちらは、先ほどのTシャツの色違いです。
色の表示はベージュとなっていますが、グレージュという色味ですね。受ける印象はほぼグレー(;’∀’)
なので、耐久性と生地のツヤ感については、こちらも素晴らしいクオリティです。
白シャツと合わせて考えると、
- 白シャツに色味が近く、グレーの色が自分の肌の色にも溶け込んで調和しやすい
- 素材が少し光るので、明るさが同じくらいになる。
ということで、白シャツと合わせて初心者には一番着こなしやすいアイテムです。
目立つファッションに挑戦する前段階で、エレガントさを身にまとう練習に使うと良いですね。
ユニクロ スーピマコットンボーダーT(半袖)
こちらは、ユニクロのとりあえず買っといて損はしない超定番アイテムです。
ボーダーのTシャツがない人は、まず最初に買っておいた方が良いという感じですね。
白シャツとの相性で言うと、
- 太すぎず細すぎない線の太さで、白シャツと相性がいい
- ネイビーの線なので夏向きかつ、白黒のボーダーよりもコントラストが少し抑えられている
という具合に、白シャツと合わせるのにうってつけのボーダーTシャツとなっています。
endevice スタッズスニーカー
こちらのシューズは、ファッション初心者が実際に履いていくのはかなり勇気がいりますよね(笑)
というのも、私自身がこういうチャラい靴を履けるようになるまで、けっこう時間がかかったというのもあります(^_^;)
ただ、このアイテムについては、白シャツでバッグに柄を入れられなかった時に使いやすいアイテムといえます。
なので、白シャツと相性が良いから使うというより、以下のメリットがあって活用しているイメージです。
- シルバーの柄とアクセントで圧倒的に目立つ
- ☆のイケイケ感で、遊び心とチャラさを演出できる
- ソールが白いので、上半身の白シャツと合わせるとまとまりが出る(色を拾ってまとまる)
- 濃紺デニムや黒パンツを合わせると、足長効果がありつつもソールが白いのであまり重い印象にならない。
ということで、この靴を使いこなせると、足長効果と圧倒的なおしゃれさを手に入れることができます。
まとめ
白シャツのコーデというのは、シンプルに清潔感を印象づけることができたり、女子ウケしやすいコーデということで使えると何かとおいしい思いができます(←意味深)
しかし、透けることを忘れて、ダサいインナーを着てしまったりすると、一気に清潔感を損ないます。
そんなわけで、このページを何度か読んでから白シャツコーデを作ることをおススメします。
もし、
- 「知識だけでは自信が持てない」
- 「読んではみたものの、結局よくわからなくなってきた」
- 「写真と文章だけでは腑に落ちない」
などという人がいれば、遠慮なくファッションサービスを依頼してみてくださいね。
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このサービス価格は予告なく終了しますので、サービス価格のうちにお申し込みください(^^)/
パーソナルスタイリストのみやびん(@miyabin5555)です!