という疑問に、以下の通り応えていきます。
- 洗濯で服の色移りを防止する方法(おすすめ商品と活用結果)
- メンズファッションで見たジーンズの色移り防止の価値って?(サステナブルランドリーってどうなん?)
本記事の信頼性
私たちは「ファッション研究8年、スタイリスト歴4年で資格を持ち、テレビ局からも取材を受け、コーディネートとインタビューのVTRで出演したプロスタイリスト」と、「心理学検定特1級+色彩検定1級を持つ知識と理論面のプロ」です。
当サイトのコンテンツは独自の調査・取材・経験等に基づいて作成しております。一部広告を含んでおりますが、調査内容や評価等は当サイトが決定した独自のコンテンツです。
という私が、イーオクト株式会社様よりご依頼を受けて商品を検証し、紹介とレビューを行った内容ですので、効果には個別に差があることをご理解いただければと思います。
おしゃれ初心者が最初にぶつかる壁として、「いったいこれはどうやって洗濯すれば良いのか?」という問題です。
その中でも色移りというのは非常に厄介で、せっかくおしゃれ着用として購入した白系のTシャツやシャツアウターもうっかりまとめて洗濯したら、たった1回の洗濯で青く染まって台無しなんてことに(-_-;)
アイテムの色味や素材表示を確認しながら2回・3回と洗濯するのも、色映りを気にして毎回クリーニングに出すのもハイコストで大変です。
今回紹介するのは、そんな面倒な色移りしそうなアイテムを含めた洗濯を、1回で終わらせることも可能なアイテムです。
Contents
1.洗濯で服の色移りを防止する方法(おすすめ商品と活用結果)
■商品の概要
色移りしやすい服と一緒に洗濯すると代わりに色素を吸着してくれ、色移りを防止してくれる
■使い方を一言で(デジャブ)
色移りしやすい服と、この商品のシート2~3枚と洗剤を入れて、洗濯機を回す。
■結論
- 色移り防止効果は高い(白タオル×濃紺デニムで洗濯しても気にならないレベル)
- 但し、裏面に書かれている表示では投入枚数がよくわからなかった。
- 「色の濃い衣類や色落ちしやすい衣類には、シートを3枚入れてください」とあったが、それが1アイテムに対して3枚なのか、アイテム全体で3枚なのかで迷った。(裏面のイラストでは、アイテム全体で1枚のもよう。だから、アイテム全体で3枚が適切のよう)
- なので、公式サイトも確認して、イラストの説明を参照しながら洗濯機の大きさも勘案し、2枚投入が適切と判断した。
- 実際は濃紺デニム2本に対し、2枚では足りなかった印象(2枚ではほんの少しだけ色移りした)
- ただ、よくよく見ないと分からないし、金銭&時間的コスパで考えると、文句なく買いのレベル
■結果のまとめ
- 濃紺のデニムジーンズと白タオルを一緒に洗濯したが、言われなければ気づかないほどに色移りを抑えられた
- 色落ちしやすい濃紺デニムを洗濯する場合、公式サイトに書かれている2枚では少し足りない印象なので、3枚必要(色移りするアイテムの数+1を目安にMAX3枚入れることを推奨)
■良かった点
- 濃紺デニム×白タオルという、かなり相性の悪そうな組み合わせでも、ほとんど気づかないレベルまで色移りを抑えている
- 洗濯機にシートを入れるだけという手軽さ
- 安価なので、常に使ったとしても問題ない
■改善して欲しい点
- 洗濯機の大きさや洗濯物の分量に対し、必要な枚数がパッケージや説明文に詳しく書かれていない(公式サイトまで確認した)
- サイトで案内されている分量では、ほんの少し足りない印象
上記の通りです。
と、少々改善して欲しい部分はありますが、色移りを防止しているという意味では十分な効果かと思います。
というのも、「よくよく見るとほんの少しだけ色移りをしているけれど、言われなければ気がつかない」という着用可能レベルの色移りに抑えられているからです。「分けて洗濯するorクリーニングに出す」という組み合わせを1回の洗濯で済ませられるので、かなりの時短とエコ(環境にも財布にも)です。
というわけで、使い方について解説していきます。
①【濃紺デニムで検証】服の色移りを防止する方法(商品の使い方)
①色を気にせず洗濯機に入れて ②シートを投入して ③洗剤を入れて洗濯
- 色を気にせず洗濯機に入れて
- シートを投入して
- 普段通りに洗剤を入れて洗濯
- (後は、いつも通り干して乾けば完了です)← 超簡単
上記の通りです。
シンプルに、色もの・柄もの・白系気にせずに洗濯機に入れ、追加でシートを入れればOKということです。
この時、シートの分量がパッケージなどには書かれていません。冒頭で書いた通り、濃紺デニム2枚と柄Tシャツ1枚に対し2枚では少し足りなかった印象なので「色のあるアイテム数+1枚(最大の3枚)」は必要だったと思います。
②今回の検証結果
⓪今回一緒に洗濯するアイテムたち ①検証に使ったタオル(検証前) ②検証前のシート ③検証済みのシート(左) ④シート有で洗濯(左) ⑤シートとタオル(比較) ⑥シート有(右)、シートなし(左)
(1)検証に使ったタオル
商品名:無印良品 ループ付 綿パイルハンドタオル・中厚手/オフ白34×35cm
素材:綿100%
(2)一緒に洗濯したアイテム愉快な仲間たち
- ユニクロ スキニージーンズ ブルー
- 綿90% ポリエステル8% ポリウレタン2%
- GU スキニージーンズ ネイビー
- 綿68% ポリエステル26% ポリウレタン6%
- ユニクロ ボーダーTシャツ
- 綿100%
(3)検証の流れについて
1回目の洗濯:上記アイテム+「ドクターベックマン Ecoカラー&ダートコレクター」2枚
2回目の洗濯:1回目の洗濯完了後、そのまま上記アイテムだけ(シートなし)を洗濯(タオルだけ新品の同一アイテムに変えて)
今回、使用しているジーンズは、ユニクロのジーンズは数回洗濯したアイテムです。GUの方は初洗濯です。検証のためあえて色移りしやすいようにと、洗濯したことがないアイテムを一緒に洗濯しています。
販売サイト等にあるように、色の濃いものは最初、2・3回別で洗濯するようにしてください。
上記の通り、1回目のほうが色移りが激しい条件なので、写真のぱっと見より効果が高いことがわかります。(というか、ケチらずにもっと枚数入れりゃ良かった(-_-;))
(1)洗濯1回目(With色移り防止シート)と新品タオルで比較
今回、シートを2枚使用しましたが、残念ながらタオルにほんのわずかに青みが移ってしまいました。
とはいえ、言われなければ気がつかないというレベルに色移りを防止できていますので、及第点ですね。
「タオルという色移りしやすいアイテムで、ここまで色移りを抑えられたのは十分な効果だと思います。(白シャツでもまだ使えるレベルの色移りなので)
ただ、最初の改善要望のところにも書きましたが、濃紺デニムのようなアイテムを洗濯する場合、入れる枚数は公式サイトに書いている目安より多めのほうが良さそうです。
というのも、今回2枚入れましたが、2枚ともかなり青く染まっているので、枚数が不足気味だったかも(-_-;)」
結果としては少し染まってしまいましたが、使う価値は十分な効果かと思います(※ 色移り防止の価値については後述)
(2)洗濯1回目(With色移り防止シート)と洗濯2回目(色移り防止シートなし)で比較
上記の通り、ほんの少し左の方が青みがかっています。
写真では、色の違いが判りにくいのですが、実際は目で見るとはっきりわかるくらいの色の差があります。
今回の検証は、2回連続の洗濯なので、当然2回目の方が色移り(青色どもの色落ち)の度合いは低いです。
つまり、1回目のほうが色移りが少ない(本来ならより色移りしているはず)ということで、効果の高さは十分だといえます。
結論としては、枚数を多めに使うことで色移りをさらに防止することが期待でき、少なめでも気になる色移りはほぼ防げるということです。
2.メンズファッションで見たジーンズの色移り防止の価値って?(サステナブルランドリーってどうなん?)
ここまで、商品のレビューをしてきましたが、「そもそも色移り防止ってどういう価値があるの?」ということを疑問に持つ人もいるかと思います。
- 色アイテムとそれ以外を分けて洗濯する手間がない(時短)
- 白系アイテム等、色移りしやすいものの寿命が延びる
- 洗濯orクリーニングの回数を減らせる(コスト減)
- 環境に配慮した暮らしになる。製品自体もエコである
「上記については、ファッション初心者や一人暮らし慣れしていない人にはピンとこないかもしれません。ですが、これからの時代を生きていく上で重要な考えを含んでいます。
それぞれについて解説していきます」
①色アイテムとそれ以外を分けて洗濯する手間がない(時短)
メンズファッションでも、色アイテム・白アイテムは共にオシャレに必須ですが、それらのアイテムを長持ちさせるには、別々に洗濯する必要があります。
一人でいくつも服を手洗いしたり、何度も何度も洗濯機を回すとなると、洗濯だけで半日は終わってしまいます。
かといって、色移りを恐れるあまり、コーデに色・柄アイテムを使わないというのは、「イケメンと同じ服を着て、イケメンと同じ土俵に立つ」という無謀なチャレンジでしかないです。
服のセンスで差が出なかったら、イケメンにはまったく勝てません(-_-;)
なので、この面倒なお手入れがおしゃれとは切っても切れない関係だったのです。
「そういう意味で言うと、シート入れるだけで同時洗濯してもOKなレベルの微小な色移りで抑えられるのは圧倒的な時短です」
②白系アイテム等、色移りしやすいものの寿命が延びる
白系アイテムは他のアイテムと一緒に洗うと、わずかずつ色移りし続けてしまい、徐々にくすんで使えなくなってしまいがちだからです。
「白アイテムって、色移りで消耗しやすい反面、使う場面の多いアイテムばかりですよね。
白シャツ、白Tシャツ、白パン、白ワークジャケット・・・
コーデに欠かせない定番アイテムから、トレンドアイテムまであります」
白系アイテムは汚れやすいのでもともと寿命が短く、これらのアイテムを少しでも寿命を延ばすことができるのは大きなメリットだと言えます。
③洗濯orクリーニングの回数を減らせる(コスト減)
先ほどまでと少しかぶりますが、色アイテムと他のアイテムを一緒に洗濯することができます。
それによって以下の通り、クリーニングの回数が減ります。
- 色の移ってくすんだアイテムを、クリーニング店に持って行って色を落とししてもらう手間が減る
- 濃い色のアイテムを別で洗濯orクリーニングしてもらう回数が減る
「パンツだけ洗濯するのは面倒だし、アクティブスーツと一緒に洗濯機に入れちゃえ」という人なんかも、一緒に洗濯しちゃえば良いとなれば、洗濯回数を減らせるきっかけになります」
④環境に配慮した暮らしになる。製品自体もエコである
これについては、いろいろな考え方があるかと思いますが、今後の時代を生きていく上で意識として持っておいた方が良いことです。
というのも、洗濯の排水にはマイクロプラスチックを含んだ大量の繊維くずや色素、ケミカルな洗剤成分が含まれ、水質汚染の大きな問題になってきています。
洗濯の回数を少しでも減らすことで、水の汚染を和らげ、少しですが環境にやさしい生活をすることができます。
また、製品自体もセルロース製で、土に埋めたりすると微生物などの生物の作用によって分解する性質があります。
こうした環境に配慮するということは、他の人にも配慮しつつ生活するということです。
こういう配慮の意識を持てるかどうかは、人や環境を思いやれるとか先読みができる人ということにつながっていきます。
そうした意識を持っている人はだいたいコミュニケーションも上手で、男性はもちろん女性にもモテることにつながっていきます。
「サステナブルランドリーとは環境汚染を小さくするお洗濯のこと。これからの時代のトレンドになってくるようです。
若い世代ほど、こういう環境の教育が進んでいます。知識として知っておくだけでなく、自分のできることで協力したいですね!
なので、おしゃれとかモテだけを考えるだけでなく、少しでも人間力を高める努力をしたいものです」
まとめ
色移りを防止する方法として、今回商品紹介をさせていただきました。
ファッションでは、アイテム選びももちろん大切なのですが、ある程度勉強してくるとお手入れの壁にぶつかります。
そんな、お手入れアイテムとその効果まで知っておくことができれば、単におしゃれなだけでなく、人とのつながりの重要性、ひいては人間の社会生活全体を考えることにつながっていきます。
というわけで、今回の記事を振り返ると以下の通りです。
1.洗濯で服の色移りを防止する方法(おすすめ商品と活用結果)
商品の機能は十分使えるレベルだが、説明文の記載に改善してほしい点があり、今後に期待
■コスパ
おおよそ数十円程度の出費で、洗濯を1回にまとめられるので、相当良い
■手間
シートを入れるだけの簡単な作業で、洗濯の回数を削減でき、時間対効果が高い
■色移り
服が台無しになることは確実に防げている
(相性の悪いアイテム同士でも「言われなければ気がつかない」レベルまで軽減できる効果がある)
■分量
公式サイトに書いている枚数では足りない印象なので、1回で最低3枚は使うことを推奨
2.メンズファッションで見たジーンズの色移り防止の価値って?(サステナブルランドリーってどうなん?)
- 色アイテムとそれ以外を分けて洗濯する手間がない(時短)
- 白系アイテム等色移りしやすいもの寿命が延びる
- 洗濯orクリーニングの回数を減らせる(コスト減)
- 環境に配慮した暮らしになる。製品自体もエコである
この記事は、これまでのファッションに関する経験及び知識と参考文献などを元に、独自の考察と解釈を加えたものです。
当記事を、ファッションノウハウの取得にとどまらず、皆様の知識探求の一助となれば幸いです。
また、紹介している商品については、価格・在庫状況等は執筆時点の状況から変化している可能性がございます。ご購入の際は各ショップへお問い合わせください。
■濃紺デニムを洗濯したら、白いTシャツに青色が移った…でも忙しいから、分けて洗濯するの面倒だし、簡単に色移りを防ぐ方法ない?
■素材の知識が全くなくて、うっかり色落ちしやすい服と染まりやすい服を一緒に洗濯しちゃう
■洗濯機何回も回したりクリーニング何回も出したり、時間もお金も大変なので…もうおしゃれ諦めて良いでしょうか?